
高知県大豊町の山あいにある「定福寺(じょうふくじ)」へ、紅葉を見に行ってきました。
定福寺は、724年に開山されたと伝わる歴史あるお寺です。秋になると境内のモミジやイチョウが色づき、特に本堂周辺が美しい紅葉に包まれます。高知県公式の観光情報でも、大豊町の紅葉スポットとして紹介されており、見頃は11月中旬頃とされています。
私が訪れたのは11月第4週の週末でした。
近年は紅葉の時期が遅くなることもありますが、この年の定福寺では11月下旬でも見事な紅葉を見ることができました。
実際に訪れてみると、本堂周辺を彩る赤やオレンジのモミジがとてもきれいで、「紅葉の時期になると素晴らしいよ」と地元の方から聞いていた言葉にも納得。
しかも、午後3時頃になると日差しが紅葉を照らし、本堂と紅葉の景色がさらに印象的に見えました。
この記事では、実際に定福寺を訪れたときの様子を中心に、紅葉の見頃、駐車場、国道439号から先の狭い道、境内の見どころまで紹介します。
高知の穴場紅葉スポット「定福寺」とは?
定福寺は、高知県長岡郡大豊町粟生にある真言宗智山派のお寺です。
公式サイトによると、聖武天皇の勅願により行基が神亀元年(724年)に開山したと伝えられています。1300年以上の歴史を持つ古刹で、本堂や持仏堂には貴重な文化財が残されています。
山あいにあるため、都会の観光地のようなにぎやかさはありません。
その静かな雰囲気の中で、歴史ある本堂と季節の自然を楽しめるのが定福寺の魅力です。

724年創建と伝わる歴史ある古刹
定福寺の歴史を少し知ってから境内を歩くと、景色の見え方も変わってきます。
紅葉を見に来た場合でも、まずは本堂へお参りしてから境内を散策するのがおすすめです。
私も本堂でお参りをしたあと、振り返って見た紅葉がとても印象に残りました。
定福寺(じょうふくじ) 基本情報
| 項目 | 内容 |
| 施設名 | 定福寺(じょうふくじ) |
| 所在地 | 高知県長岡郡大豊町粟生158 ▶ Googleマップで場所を確認 |
| 電話番号 | 0887-74-0301 |
| 拝観料 | 境内自由(宝物館は有料:大人300円) |
| 駐車場 | ・無料で利用できます。(無料・本堂横と国道沿いの合計約35台) ・本堂隣駐車場は行くまでの道が狭いです。 ・国道沿いの駐車場を利用した場合はお寺まで階段で行きます。 |
| トイレ | あり(駐車場付近) |
| 紅葉の時期 | 例年は11月上旬が見頃 |
| その他 | 春には桜なども楽しめるお寺です。 |
| 公式サイト | 定福寺 公式HP |
※掲載している情報は訪問時点のものです。最新情報は公式情報をご確認ください。
定福寺へのアクセスと駐車場
車なら大豊ICから約30分
高知自動車道を利用する場合は、大豊ICから定福寺まで車で約30分が目安です。
国道32号から国道439号方面へ進み、定福寺への案内看板を目印に入っていきます。
国道439号までは比較的走りやすい道路ですが、定福寺に近づくにつれて道幅が狭くなります。
ここは、実際に走ってみて「思っていたより狭いな」と感じたところです。

国道439号から先は狭い道に注意
定福寺へ向かうときに一番注意してほしいのが、国道439号から先の道路です。
途中からかなり道幅が狭くなり、場所によっては車同士のすれ違いが難しいところもあります。
幸い、途中には退避できる場所もありますが、紅葉シーズンは普段より車が増える可能性があります。
急いで進まず、対向車が来たら譲り合いながら進むようにしてください。
私が訪れたときも、本堂に近づくほどさらに道が狭くなるため、焦らずゆっくり運転しました。

本堂横の駐車場は歩く距離を抑えやすい
定福寺には、本堂のすぐ近くまで車で行ける駐車場があります。
実際に私が利用したのも本堂横の駐車場でした。
車を止めてから紅葉がすぐ目に入り、本堂周辺までの移動距離も短かったので、とても便利でした。
一緒に行った母も紅葉を楽しむことができ、家族で訪れる場所としても印象に残っています。
ただし、本堂横の駐車場までの道は狭いため、アクセスのしやすさと運転のしやすさは別に考えたほうがよいでしょう。
「なるべく歩く距離を短くしたい」という場合には本堂近くの駐車場が便利ですが、「狭い道の運転を避けたい」という場合には国道沿いの駐車場も選択肢になります。
混雑時は高齢者の方などを優先的に本堂隣の駐車場を使うようにして、歩ける方は国道439号線沿いにある第二駐車場を利用すると良いと思います。

今回は、足腰に不安がある母を連れて行ってたので、こちらの本堂隣の駐車場を利用させていただきました。
国道沿いの駐車場から歩く方法も
定福寺には国道沿いの駐車場もあります。

こちらなら、山道の狭い区間をなるべく避けて車を止めることができます。
ただし、駐車場からは階段を上って境内へ向かうことになります。

私が実際に歩いてみると、見た目ほど厳しい階段ではありませんでしたが、足腰に不安がある方にとっては負担になると思います。
そのため、同行者の体力や歩く距離を考えて、どちらの駐車場を利用するか決めるのがおすすめです。

高知の紅葉ドライブならレンタカーも便利
定福寺は車で訪れやすい場所ですが、周辺の観光スポットまで一緒に巡るならレンタカーが便利です。
大豊町には定福寺のほかにも、杉の大杉などの観光スポットがあります。
高知市内や高知龍馬空港方面から旅行で訪れる場合は、レンタカーで大豊町を一日かけて巡るのもおすすめです。
定福寺の紅葉だけを見るなら必ずしもレンタカーが必要とは限りませんが、周辺観光と組み合わせるなら車移動の自由度が高くなります。
定福寺のトイレ
トイレは本堂横の駐車場付近にあります。
紅葉シーズンに長時間滞在する場合は、境内を散策する前に場所を確認しておくと安心です。

定福寺の紅葉の見頃はいつ?
例年は11月上旬~中旬が目安
定福寺の紅葉は、例年11月上旬から中旬頃が見頃の目安です。
高知県公式の観光情報でも、定福寺の紅葉は11月中旬頃が見頃と紹介されています。
一方で、紅葉の時期はその年の気温によって前後します。

私が訪れた年は紅葉が遅れていて、11月第4週の週末でも見頃を迎えていました。
そのため、「11月中旬を過ぎたら終わり」と考える必要はありません。
むしろ、その年の色づき具合を確認しながら訪れるのがおすすめです。

定福寺公式サイトでは年間行事として「11月中旬~紅葉祭り」と案内されています。
紅葉シーズンが近づくにつれて、その年の開催日や紅葉の色づき情報が更新される可能性があります。
11月に訪れる場合は、公式サイトなどで最新情報を確認してから出かけると安心です。
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駐車場に着いた瞬間から見える紅葉がすごい

定福寺へ到着して、まず驚いたのが駐車場から見える紅葉でした。
「すごい!」思わずそんな言葉が出るほど、モミジがきれいに色づいていました。
以前、地元の方から「紅葉になると素晴らしいよ」と聞いていたのですが、実際に訪れてみると、その言葉の意味がよく分かります。
本堂の奥にもモミジがあり、境内を歩きながら紅葉を楽しめます。

本堂と紅葉の組み合わせが一番の見どころ
定福寺の紅葉で私が一番おすすめしたいのが、本堂周辺です。
奥に見える本堂と、その周囲を彩るモミジがとてもきれいでした。
紅葉だけを撮影するのもいいですが、本堂を入れて撮影すると「定福寺の秋」という雰囲気がしっかり伝わります。

午後3時頃の紅葉がきれいだった

私が訪れたとき、特に印象的だったのが午後3時頃の紅葉です。
本堂へお参りをしたあと、振り返って見ると、午後の日差しが紅葉を照らしていました。
まずは本堂へお参りをして、そのあと振り返ってみてください。
時間帯によって光の入り方は変わりますが、私が訪れたときは午後の光と紅葉の組み合わせがとてもきれいでした。
紅葉の赤と少し残った青葉が混ざり合っているところもあり、秋が深まっていく季節を感じる景色でした。

本堂の奥にも紅葉が広がる
本堂周辺だけでなく、その奥にも紅葉があります。
せっかく訪れたなら、本堂の前だけで終わらず、境内をゆっくり歩きながら色づいたモミジを探してみてください。

定福寺の見どころ
足腰の健康を祈る「仏足石」と「摩尼車」

紅葉を見に来たら、境内にある仏足石や摩尼車もぜひ見てみてください。
仏足石は釈迦の足跡を刻んだ石です。

そして、本堂のすぐ横には摩尼車があります。
定福寺では紅葉だけでなく、こうした仏さまや境内の文化にも触れられるのが魅力です。

歴史を感じる仁王門
定福寺を訪れたら仁王門も見ておきたいところです。
歴史を感じる仁王門と山あいの自然が重なり、ここから見る景色も静かで落ち着いていました。
紅葉の時期は、仁王門周辺の景色もぜひ写真に残してみてください。

明治18年の火災によって仁王門を失って100年の歴史がある立派な仁王門。
3ヵ年をかけて当時のご住職や多くの檀信徒の奉仕により再建されました。
仁王門から見る自然あふれる景色は落ち着きます。

真言宗十三仏と七福神

仁王門を通り、右手には真言宗十三仏や七福神があります。
紅葉だけを目的に訪れた場合でも、こうした境内の見どころを合わせて巡ると、定福寺をより楽しめます。

四季の自然を感じる静かな庭園
境内には小さな庭園もあります。
広大な庭園ではありませんが、季節の植物や花があり、静かに散策すると落ち着く場所でした。
紅葉シーズンは、赤やオレンジ色の葉を探しながら歩いてみるのもおすすめです。

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定福寺の宝物殿も見ておきたい
定福寺には、貴重な仏像や仏画、仏具、経典などを収めた宝物殿があります。公式サイトでは、木造十一面観音立像や木造地蔵菩薩立像6体などが紹介されています。
本堂や持仏堂は自由に参拝できますが、宝物殿は有料です。
現在の公式案内では、宝物殿の入館料は100円です。
紅葉だけを目的にするのではなく、定福寺の歴史や文化にも興味がある方は、こちらも合わせて見学してみてください。
定福寺へ行くときに気をつけたいこと
定福寺は山あいにあるため、平地の紅葉スポットとは少し違います。
特に車で行く場合は、国道439号から先の狭い道路に注意してください。
本堂横まで車で行けることは大きなメリットですが、そこへ向かう道は狭くなります。
一方、国道沿いの駐車場は狭い道を避けやすいものの、階段を歩く必要があります。
一緒に行く方の体力や歩く距離を考えて、無理のない方法を選ぶのがおすすめです。
定定福寺と一緒に巡りたい大豊町の観光スポット
せっかく高知県大豊町まで足を延ばしたなら、定福寺の紅葉だけで帰るのは少しもったいありません。
大豊町には、樹齢3000年の巨木や歴史ある寺院、山の絶景、地元の味覚など、車で巡りたいスポットがいくつもあります。
定福寺の紅葉とあわせて、気になる場所にも立ち寄ってみてください。
樹齢3000年の「杉の大杉」
定福寺から大豊町をさらに楽しむなら、まずおすすめしたいのが「杉の大杉」です。
樹齢3000年ともいわれる巨大な杉は、紅葉とはまた違った迫力があります。
定福寺で秋の景色を楽しんだあと、歴史と自然を感じられる杉の大杉へ足を延ばす大豊町ドライブもおすすめです。
秋の大豊町で味わいたい「原木しいたけ」
紅葉を楽しむ秋の大豊町ドライブなら、地元の味覚にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
大豊町は原木しいたけの産地としても知られていて、JR土佐北川駅近くの駅前食堂では、肉厚な原木しいたけを実際に購入して食べてみました。
焼いて食べても、鍋に入れても美味しく、大豊町の秋を感じられる味覚のひとつです。
観光スポットだけでなく、「その土地ならではのものを味わう」という楽しみ方も、秋の大豊町ドライブにはおすすめです。
国宝「豊楽寺薬師堂」も訪ねてみたい
定福寺とあわせて歴史ある寺院を巡りたい方には、「豊楽寺薬師堂」もおすすめです。
大豊町には国宝に指定された薬師堂があり、定福寺とはまた違った歴史を感じることができます。
紅葉を楽しみながら、歴史ある寺院を巡る「大豊町のお寺巡り」にしてみるのもいいですね。
「ゆとりすとパークおおとよ」で山の絶景を楽しむ
定福寺の紅葉とは違った景色を楽しみたいなら、「ゆとりすとパークおおとよ」もおすすめです。
標高の高い場所から四国山地を見渡すことができ、広々とした景色の中でゆっくり過ごせます。
秋は暑さも和らぎ、ドライブで訪れるには気持ちのいい季節です。
定福寺で紅葉を見たあと、山の絶景を楽しむコースにしてみてもいいでしょう。
道の駅大杉で休憩・グルメも楽しむ
大豊町を車で巡るなら、「道の駅大杉」も立ち寄りやすいスポットです。
名物の「立川そば」をはじめ、地元の特産品やお土産もあり、ドライブ途中の休憩にも便利です。
さらに「杉の大杉」も近いため、道の駅大杉と杉の大杉をセットで巡ることもできます。
嶺北エリアの観光・グルメ記事をまとめて見る
大豊町があるレほくエリアには、定福寺のような歴史ある寺院だけでなく、巨木、絶景、道の駅、地元グルメなど、車で巡りたい場所がたくさんあります。
今回紹介したスポット以外にも、大豊町を実際に訪れて紹介した記事をまとめています。
次の立ち寄り先を探している方は、こちらもチェックしてみてください。
定福寺の紅葉に関するよくある質問(FAQ)
- Q1:定福寺の紅葉の一番の見頃はいつですか?
- A1: 例年の見頃は11月上旬〜中旬です。その年の気温によって一週間程度前後することがあるため、11月に入ったらSNSのリアルタイム投稿や高知県の観光情報サイトで色づき状況をチェックすることをおすすめします。
- Q2:駐車場はありますか?料金はかかりますか?
- A2: はい、定福寺のすぐ近くに無料の駐車場(約20台分)があります。紅葉シーズンの週末は混雑することもあるため、比較的空いている午前中の訪問が狙い目です。
- Q3:公共交通機関(電車・バス)で行くことはできますか?
- A3: JR土讃線「豊永駅」が最寄り駅となります。豊永駅からは徒歩で約15分(上り坂あり)、タクシーであれば約3分で到着します。電車の本数が限られているため、事前に時刻表をご確認ください。
- Q4:紅葉のライトアップは行われていますか?
- A4: 定福寺では、原則として夜間の常設ライトアップは行われていません。日中の自然光に照らされる、鮮やかな紅葉と日本庭園の美しさをお楽しみください。
- Q5:近くに一緒に巡れるおすすめの観光スポットはありますか?
- A5: 車で約20分の場所に、日本一の大杉として知られる国指定特別天然記念物「杉の大杉(美空ひばり遺品碑)」があります。定福寺の紅葉と合わせた大豊町のドライブコースとして非常に人気です。
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定福寺のような歴史ある寺院だけでなく、高知県には四国八十八ヶ所の札所や個性のある神社、パワースポットもあります。高知で神社仏閣巡りをしてみたい方は、こちらのまとめページから次の訪問先を探してみてください。
▶ 高知の神社・お寺・パワースポットおすすめ|御朱印・絶景・歴史を実際に巡って紹介
高知の紅葉スポットやコスモス畑も見てみる
定福寺の紅葉を楽しんだあと、ほかの高知の紅葉スポットやコスモス畑にも足を延ばしてみたい方は、高知県内の秋のお出かけ先をまとめたこちらの記事も参考にしてください。
▶ 高知の秋観光・おでかけおすすめ|紅葉・コスモス・絶景・イベントを実体験で紹介
まとめ|定福寺の紅葉は本堂周辺が特におすすめ
高知県大豊町の定福寺は、歴史あるお寺と美しい紅葉を一緒に楽しめる山あいの紅葉スポットです。
私が訪れたときは11月第4週の週末でしたが、紅葉は見頃を迎えていました。
特に印象に残ったのは、本堂周辺を彩るモミジです。
本堂でお参りをしたあと振り返って見る紅葉はとても美しく、午後3時頃には日差しも入り、より印象的な景色を見ることができました。
そして、車で訪れる場合は国道439号から先の狭い道に注意してください。
本堂横の駐車場は歩く距離を抑えやすい一方、そこへ向かう道路は狭くなります。
国道沿いの駐車場を利用する方法もありますが、こちらは階段を歩くことになります。
一緒に行く人の体力や運転への慣れを考えて、無理のない方法を選ぶのがおすすめです。
紅葉だけでなく、仏足石や摩尼車、仁王門、十三仏、七福神、宝物殿なども楽しめるので、時間に余裕があれば境内をゆっくり散策してみてください。
秋の大豊町をドライブするなら、定福寺の紅葉と周辺観光を組み合わせるのもおすすめです。

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