四国八十八ヶ所霊場・第26番札所の「金剛頂寺(こんごうちょうじ)」は、高知県室戸市の小高い丘の上に位置し、古くから「西寺(にしでら)」として親しまれてきました。弘法大師が修行の末に一粒の米を万倍に増やしたという伝説や、数多くの重要文化財を擁するこの寺院は、お遍路旅の中でも特に神秘的な空気を感じられるスポットです。
- 「西寺」の由来:第24番札所の最御崎寺(東寺)と対をなす歴史的な立ち位置
- 一粒万倍の伝説:弘法大師が飢饉を救ったとされる「一粒万倍の釜」は必見
- 貴重な文化財:霊宝館に安置された平安時代の仏像や重文の数々
- 静寂のロケーション:室戸の海を一望できる、緑に囲まれた修行の聖地
金剛頂寺(第26番札所)とは?「西寺」と呼ばれる歴史と由来
高知県室戸市にある四国お遍路八十八ヵ所霊場の第26番札所「金剛頂寺(こんごうちょうじ)」。室戸市には3つの札所がありますが、そのうちのひとつです。
実はこの金剛頂寺、お遍路さんの間では古くから「西寺(にしでら)」の愛称で親しまれています。
その理由は、第24番札所である室戸岬の「最御崎寺(ほつみさきじ)」が『東寺』と呼ばれているのに対し、位置関係からこの金剛頂寺が『西寺』とペアで呼ばれるようになった歴史があるからです。
弘法大師(空海)が深く関わった聖地であり、ご本尊の「薬師如来坐像」は弘法大師自身が刻んだものと伝えられ、国の重要文化財にも指定されています。一歩足を踏み入れるだけで、室戸の厳しい自然と溶け合うような威厳のある空気を感じられますよ。
金剛頂寺(こんごうちょうじ) 基本情報
| 項目 | 内容 |
| 寺院名 | 金剛頂寺(こんごうちょうじ) |
| 所在地 | 高知県室戸市元乙523 ▶ Googleマップで場所を確認 |
| 電話番号 | 0887-23-0026 |
| 宗派 | 真言宗豊山派 |
| 本尊 | 薬師如来 |
| 拝観時間 | 7:00~17:00(納経受付) |
| 駐車場 | あり(無料・約20台) |
| 所要時間 | 約30分〜45分 |
| 公式サイト | なし(四国八十八ヶ所霊場会公式参照) |
※掲載している情報は訪問時点のものです。最新情報は公式情報をご確認ください。
金剛頂寺(こんごうちょうじ)への行き方
国道55号線沿いに大きな「金剛頂寺」こっち!!の看板があります。
国道から入るとちょっと看板がわかりずらいですが案内板はあります。
国道から約10分くらいで「金剛頂寺」まで行けますが、道中は非常に道が狭い部分もありますので安全運転で行きましょう。
こんな感じ!

絶対安全運転で行った方が良い理由は、大型バスが普通に行き来してます。
お遍路ツアーのお客さんを積んだ大型バスがこの狭い道を通るので、対向車で遭遇すると、もちろん普通車側がバックするか道を譲る事になります。
くれぐれも安全運転で「金剛頂寺」まで行きましょう。
【お車でお越しの場合】 高知市内から国道55号線を室戸方面へ。室戸市街地を過ぎて「金剛頂寺」の看板を左折し、山道を登ると到着します。
- 高知ICから約1時間40分
- 第25番札所 津照寺から約10分
【公共交通機関でお越しの場合】 土佐くろしお鉄道「なはり駅」より高知東部交通バス「室戸岬」行きに乗車、「元役場前」バス停下車。そこから徒歩で約30〜40分(急な登り坂が続きます)。
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金剛頂寺(こんごうちょうじ)駐車場

狭い道を登ると広い駐車場があります。
写真中央に大型バスが写ってるでしょ?
帰りのコツはこの大型バスの後ろをついて行くと下りやすいです。
駐車場は有料になっていますのでご注意ください。

駐車料金は「納経所」にて必ずお支払いください。
道中の道や周辺の維持管理費の為にも「駐車料金の支払い」にご協力をお願いいたします。
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威厳を感じる「本堂」と「大師堂」の参拝

まずは、本堂から!
厄落とし階段を登り、立派な仁王門を通ると本堂が見えてきます。
本堂は大きく立派で非常に綺麗ですね。
まずは、色々見て回る前にしっかり参詣をするのがマイルールです!
年季を感じる仁王門

駐車場からすぐに階段があり登ると仁王門があります。
年季の入った仁王門がお寺の歴史を感じます。
特に室戸市方面は海からの潮風などの影響を受けやすく、台風などが来た時は猛烈な暴風雨が襲う地域で有名な場所なので、色々風化はすると思います。
そんな中、年季の入った仁王門はその風雨にも耐え立派な姿をしています。
厄落とし階段

「26番札所 金剛頂寺」に向かう階段には厄落としのご利益もあるようです。
厄年とする年齢は一般には数え年で男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳です。 中でも男性の42歳と女性の33歳は「大厄(たいやく)」といい、その前後の年齢も「前厄(まえやく)」「後厄(あとやく)」とされ、特に忌むべき年齢といわれています。
「26番札所 金剛頂寺」への階段には男厄、女厄の階段があり一円玉を置きながら歩いてる方もおられました。
厄を落とし登りきると本殿にて参詣して厄払いをしましょう!
なんか気になるんですよね~「厄年」って(^^;)

お寺へ続く階段の所で休憩してたらお寺から沢山のお遍路さんが下りてきました。
団体で降りてくる姿を見ると、これぞ!四国八十八ヵ所お遍路の姿と見惚れますね。
Q&Aよくある質問
Q1. 運転に自信がないのですが、車で行けますか?
A. 行けますが、事前の心構えが必要です。道幅が狭く、大型バスとのすれ違いが発生する可能性があるため、スピードを出しすぎず、カーブミラーをしっかり確認しながら「いつでも止まれる速度」で安全運転を徹底してください。
Q2. 駐車料金はどこで支払えばいいですか?
A. 駐車場に券売機などはありませんので、境内にある「納経所」の窓口にて必ず自己申告でお支払いください(普通車200円)。
Q3. 公共交通機関(バス)で行くことは可能ですか?
A. 可能です。土佐くろしお鉄道「なはり駅」から高知東部交通バス(室戸岬行き)に乗り、「元役場前」バス停で下車します。ただし、そこからお寺までは急な登り坂を徒歩で30〜40分ほど歩くため、歩きやすい靴が必須です。
Q4. 参拝の所要時間はどれくらいですか?
A. 駐車場から受付、境内(本堂・大師堂)の参拝、御朱印(納経)をいただくまでを含めて、スムーズにいけば約30分〜45分ほどです。
Q5. 周辺に一緒に巡れるおすすめのスポットはありますか?
A. 車で約10分の場所に第25番札所の「津照寺」、さらに室戸岬方面へ進むと第24番札所「最御崎寺」や、空海ゆかりのパワースポット「御厨人窟(みくろど)」があります。ぜひ合わせてドライブコースに組み込んでみてください!
まとめ
第26番札所の「金剛頂寺」は、室戸の豊かな自然と、厳しい風雪を耐え抜いてきた歴史を肌で感じられる素晴らしい名刹です。
厄年が気になる方にとっての「厄落とし階段」や、威厳ある本堂など、お遍路さんはもちろん、ドライブ観光で訪れても心が洗われるような体験ができます。
道中の山道だけは少し狭くて緊張しますが、「大型バスが来るかもしれない」という意識を持ってゆっくり安全運転で進めば大丈夫です。
ぜひ皆さんも、安全第一で素敵な室戸のお遍路ドライブを楽しんできてくださいね!
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