ラクティスの鉄チンホイールをアルミホイールに交換したい。
でも、できれば大きな費用はかけたくないし、社外ホイールよりも純正らしい雰囲気を残したい……。
そんなときに気になるのが、ラクティスの兄弟車であるスバル・トレジアの純正アルミホイールです。
今回、実際にラクティスへトレジア純正アルミホイールを取り付けてみました。
鉄チンホイールから純正アルミへ交換すると、同じサイズでも足元の印象が大きく変わり、ラクティスがちょっとスタイリッシュになります。
ただし、ホイール交換は「サイズが合っているから取り付ければOK」というほど単純ではありません。
特に注意したいのが、今回のような純正アルミホイールに使用する「ホイールナットの種類」と「締め付けトルク」です。
以前まで鉄チンホイールを使用していた私は、ホイールナットについても少し勘違いしていました。
さらに、過去にはサーキット走行中にハブボルトを折ってしまい、ホイールが車両から外れるという怖い経験もしています。
その経験があるからこそ、現在はホイール交換をするときにトルク管理をかなり意識するようになりました。
この記事では、実際にラクティスへトレジア純正アルミホイールを流用した様子を紹介しながら、ホイールサイズ、ナットの違い、締め付けトルク、トルクレンチの重要性、交換後の見た目や走行フィーリングまでまとめて紹介します。
今回の記事で一番伝えたいのは、単純に「ラクティスへアルミホイールを付けました」という話ではありません。
実際に自分で交換したからこそ分かった、ホイール交換時の注意点まで含めて紹介しているのがポイントです。
ラクティスにトレジア純正アルミホイールを流用できるのか、どんなナットを使えばいいのか、締め付けトルクはどのくらいなのか。そして、なぜトルク管理がそこまで重要なのか。
実際の作業写真と、筆者自身の失敗経験を交えながら紹介していきます。
特に、
- トレジア純正アルミホイールをラクティスに流用した実例
- 鉄チン用のテーパーナットと純正アルミ用ナットの違い
- ラクティスのホイール締め付けトルク「103N・m」
- トルクレンチを使った締め付け管理
- 過去にハブボルトを折ってしまった経験
- 鉄チンから純正アルミへ交換したビフォーアフター
- 交換後のハンドリングや乗り心地の変化
といったところが、この記事の見どころです。
ラクティスにトレジア純正アルミホイールを流用できる?
「今回ラクティスへ取り付けるのが、こちらのトレジア純正アルミホイールです。」

トレジアはラクティスと基本的な車両構成を共有する兄弟車なので、今回使用した純正アルミホイールはラクティスの純正サイズと共通しており、実際に装着することができました。
ラクティスのホイールはPCD100の5穴。
このサイズは選択肢が無限にあるというわけではないので、ホイールを探しているときには「ラクティスに使えるかな?」と悩むこともあります。
そんな中で見つけたのが、トレジアの純正アルミホイールでした。
今回のホイールはラクティスの純正サイズと同じなので、無理にサイズを変更することなく取り付けできます。
ただし、ここで注意しておきたいのは、「トレジアの純正ホイールなら何でもラクティスに取り付けられる」という意味ではないことです。
実際に取り付けるホイールについて、PCD、穴数、リム幅、インセット、ハブ径、ブレーキキャリパーとのクリアランスなどを確認する必要があります。
同じメーカーの純正ホイールでも、車種が変われば装着できるとは限りません。
以前、私はラクティスにスバルBRZの純正ホイールを取り付けようとしたことがあります。
ところが、実際に取り付けてみるとブレーキキャリパーに当たってしまい、そのままでは装着できませんでした。無理やりスペーサーを入れて取り付けたところ、今度はフェンダーからはみ出す結果に……。
ホイール流用は「5穴・PCD100だから大丈夫」ではなく、実際のクリアランスまで確認することが大切です。
【この記事の基本情報】
| 項目 | 詳細内容 |
| 対象車両 | トヨタ ラクティス(120系) |
| 流用ホイール | スバル トレジア 純正アルミホイール |
| ホイール規格 | PCD100 / 5穴 |
| 指定トルク値 | 103N・m (10.5kgf・m) |
| 必須工具 | トルクレンチ、トヨタ純正用平座ナット |
| 作業難易度 | ★★☆☆☆(知識があればDIY可能) |
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実際にラクティスへトレジア純正アルミホイールを取り付けてみた
今回購入したホイールを、ラクティスへ取り付けていきます。
取り付ける前に、まずタイヤとホイールの状態を確認しました。
今回は中古ホイールなので、傷や歪みなどがないかを確認。
さらに、いつもお世話になっているタイヤ屋さんへホイールとタイヤを持っていき、ホイールバランスも見てもらいました。
4本ともバランスを取ってもらい、空気圧もチェック。
タイヤの減り方も確認したうえで、前後の状態を見ながら取り付けました。
中古ホイールを購入した場合は、「見た目がきれいだから大丈夫」と考えず、取り付け前にホイールやタイヤの状態を確認しておくことが大切ですね。
特にホイールは走行中に大きな負荷がかかる部分なので、少しでも不安がある場合は専門店で確認してもらうのがおすすめです。
ラクティスのホイールナットは要注意!テーパーナットと平座ナットの違い
ここで、今回のホイール交換で特に注意したいポイントがあります。
それが「ホイールナット」です。
私はそれまで鉄チンホイールを使用していたので、ホイールナットは純正の貫通ナットを使っていました。このナットは先端部分がテーパーになっているタイプです。
社外アルミホイールなどでも一般的に使われている形状ですね。
ところが、今回取り付けるトレジアの純正アルミホイールでは、このテーパーナットをそのまま使うことはできません。
「鉄チンホイールで使用していたテーパーナットではなく、今回の純正アルミホイールにはこちらのタイプのナットを使用します。」

純正アルミホイールには、ホイール側の座面形状に合ったナットを使用する必要があります。
今回のようなトヨタ系純正アルミホイールでは、一般的なテーパータイプとは異なる平座タイプのナットが使われます。
ここは非常に重要なところです。
「ナットがねじ込めるから大丈夫」
「M12×P1.5だから使える」
という判断だけではいけません。
ナットのネジ径やピッチだけではなく、ホイールと接触する座面の形状まで確認する必要があります。
ラクティスのホイール締め付けトルクは103N・m
ホイール交換でもう一つ重要なのが、ホイールナットの締め付けトルクです。
今回乗っているラクティスのホイール締め付けトルクは、約103N・m(10.5kgf・m)です。
ここは「手で思い切り締めれば大丈夫」という部分ではありません。
車両によって指定されている締め付けトルクが異なるため、まずは自分の車の取扱説明書などで確認することが大切です。
そして、実際に指定トルクで締め付けるために使用するのがトルクレンチです。
私は以前、ホイールナットを手の感覚だけで「キュッ!」と締めれば大丈夫だと思っていました。
さらにコードレスのインパクトレンチを使うようになった頃には、「インパクトでバリバリッと締めて、はい終了!」なんてこともしていました。
今考えると、かなり怖いことをしていましたね。
ホイールナットは、強く締めれば締めるほど安全というものではありません。
締め付け不足も危険ですが、締めすぎもボルトやナットに大きな負担をかける原因になります。
だからこそ、指定されたトルクを確認し、トルクレンチを使って管理することが大切です。
なお、トヨタの取扱説明書でも、ホイール取り付けナットについては指定トルクで締め付けるよう案内されており、ナットやボルトへのオイル・グリース塗布も避けるよう注意されています。
実録!締め付け管理を怠ってハブボルトを折った経験
ここからは、私自身の失敗談です。
もう何年も前になりますが、サーキット走行を楽しんでいた頃、ホイールを固定しているハブボルトを折ってしまったことがあります。
車両はサーキット専用の遊び車。
サーキットではタイヤ交換を何度も行うため、一般道を走る車よりもホイールの脱着回数が多くなります。
その頃の私は、今ほどトルク管理をきちんとしていませんでした。
むしろ、毎回かなり強く締めていたと思います。
そしてサーキット走行中、突然車の挙動がおかしくなりました。
何が起きたのかと思ったら、リアのホイールを固定していたハブボルトが折れ、ホイールごと車両から外れてしまったのです。
幸い、そのときは周囲に車両がおらず、車速もそれほど高くありませんでした。
外れたホイールとタイヤは、コース横のタイヤバリアで止まりました。
もし高速走行中だったら。
もし近くに他の車がいたら。
もし観客が近くにいたら。
そう考えると、本当に怖い出来事です。
その後、原因を調べていくと、サーキット走行によるボルトへの負荷だけでなく、ホイール脱着を繰り返していたことや、締め付けトルクを管理せず締めすぎていたことも原因の一つだと考えられました。
この経験をしてから、車の整備に対する考え方がかなり変わりました。
「自分で作業すること」そのものが悪いのではありません。
問題なのは、知識や管理がないまま作業してしまうことです。
ホイールは車を走らせるうえで非常に重要な部分なので、DIYで作業するなら、それなりの知識と工具を準備しておきたいですね。
初心者こそトルクレンチを使いたい

今回のホイール交換でも、もちろんトルクレンチを使用しました。
以前使用していたトルクレンチが少しおかしくなってきたので、今回ホイールナット用のトルクレンチを新しく購入しました。
プリセット型のトルクレンチは、指定したトルクに達すると「カチッ」と作動するので、感覚だけに頼って締め付けるよりも安心です。
今回のラクティスでは103N・mに設定して使用します。
実際に作業してみると、「え?これくらいしか締めなくていいの?」と思うくらいの感覚でした。
でも、それが指定されたトルクなら、それ以上に力任せで締める必要はありません。
逆に、トルクが不足していても危険です。
ホイールがしっかり固定されていなければ、走行中にホイールやナット、ボルトへ負担がかかり、トラブルにつながる可能性があります。
そのため、ホイール交換を自分で行うなら、トルクレンチはぜひ用意しておきたい工具の一つです。
インパクトレンチを使用する場合も、最終的な本締めは指定トルクを確認しながら行うことをおすすめします。
鉄チンから純正アルミへ!ラクティスのビフォーアフター
それでは、今回のホイール交換でラクティスがどのように変わったのか見ていきます。
まずは鉄チンホイールを装着していたときのラクティスです。

そして、こちらがトレジア純正アルミホイールへ交換したラクティスです。

どうでしょう?
同じサイズのホイールなのに、アルミホイールに交換すると足元が大きく見えませんか?
ホイールそのもののサイズは変わっていなくても、デザインによって視覚的な印象がかなり変わります。
鉄チンホイールのときよりも足元が引き締まり、ラクティスが少しスタイリッシュになりました。
個人的には、このくらいの変化がちょうどいいですね。
純正アルミに交換して走ってみた!ハンドリングは変わった?
ホイールを取り付けたら、最後は実際に走って確認します。
中古ホイールなので、取り付けて終わりではありません。
走行中にブレがないか、異音がないか、ハンドルに違和感がないかなどを確認しました。
実際に乗ってみると、以前よりタイヤの転がりが良くなったように感じました。
ただし、今回は以前のタイヤがかなり減っていたこともあるので、タイヤそのものの影響も大きいと思います。
また、ハンドリングも若干軽くなったように感じました。
ホイールだけではなくタイヤの状態も変わっているので、すべてをアルミホイールの効果とは言えません。それでも、統一したサイズのホイール・タイヤへ交換したことで、走行時の違和感はありませんでした。何より、純正アルミホイールなのでラクティスとの相性が良く、見た目も自然です。
ラクティスにトレジア純正アルミを流用して分かったこと

今回のホイール交換で感じたのは、純正流用の良さです。
社外ホイールへ交換するのももちろん楽しいのですが、純正ホイールなら車全体の雰囲気を大きく崩さず、自然に足元をドレスアップできます。
今回のトレジア純正アルミも、ラクティスに装着してみると非常に自然です。
「いかにもカスタムしました」という感じではなく、最初からこのホイールだったような雰囲気。
ラクティスを純正に近い状態で快適に乗りたい私には、このくらいのカスタムがちょうどいいですね。
ただし、中古ホイールを購入する場合は、傷だけでなく歪みや腐食、タイヤの状態なども確認してください。また、車種が同じようなサイズだからといって、すべてのホイールが取り付けられるわけではありません。
ホイールのサイズだけでなく、ブレーキキャリパーとの干渉やフェンダーからのはみ出しなども確認する必要があります。
ラクティスのホイール交換で大切なのは「見た目」より安全性
今回の記事ではトレジア純正アルミホイールへの交換を紹介しましたが、ホイール交換で一番大切なのは、やっぱり安全性です。
ホイールは走行中に常に大きな負荷がかかっている部分。
だからこそ、「ナットが付けばOK」「強く締めればOK」ではありません。
取り付けるホイールに合ったナットを選び、車両指定の締め付けトルクを確認し、トルクレンチで適正に締め付ける。
これを当たり前にするだけでも、DIY整備に対する安心感はかなり変わります。
私自身、過去にハブボルトを折ってしまった経験があるので、ここは特に強くおすすめしたいところです。
車のDIYは楽しいですが、失敗すると自分だけではなく、他の車や歩行者などを巻き込む可能性があります。
少しでも不安がある場合は、無理をせずタイヤショップやディーラー、整備工場などに作業をお願いしましょう。
Q&A|ラクティスとトレジアのホイール流用でよくある質問
Q. トレジアの純正アルミホイールはラクティスに取り付けできますか?
今回使用したトレジア純正アルミホイールは、ラクティスの純正サイズと共通だったため取り付けできました。ただし、トレジア純正ホイールならすべて装着できるという意味ではありません。
実際に使用するホイールのサイズやインセット、PCD、穴数、ハブ径、ブレーキとのクリアランスなどを確認してください。
Q. 鉄チンホイールで使っていたナットはそのまま使えますか?
今回のような純正アルミホイールへ交換する場合は注意が必要です。
鉄チンホイールで使用していたテーパーナットと、純正アルミホイールで必要になるナットは座面形状が異なる場合があります。「ねじ込めるから大丈夫」ではなく、取り付けるホイールに適合したナットを使用してください。
Q. ラクティスのホイール締め付けトルクは何N・mですか?
今回紹介しているラクティスでは、約103N・m(10.5kgf・m)です。
ただし、車両の年式や仕様によって異なる可能性もあるため、実際に作業する場合はご自身の車両の取扱説明書などで指定値を確認してください。
Q. インパクトレンチだけでホイールナットを締めても大丈夫ですか?
インパクトレンチはホイール交換の作業を効率化できますが、最終的な締め付けは指定トルクを確認して行うことをおすすめします。インパクトレンチだけで感覚的に締め切るのではなく、トルクレンチを使って適正トルクを管理しましょう。
Q. トルクレンチは必要ですか?
DIYでホイールを脱着するのであれば、用意しておきたい工具です。
ホイールナットは「強く締めればいい」というものではないため、車両の指定トルクに合わせて締め付けるためにもトルクレンチが役立ちます。
Q. 中古の純正ホイールを購入しても大丈夫ですか?
中古でも状態の良いものはありますが、購入前に傷だけでなく、歪みや腐食、クラックなどがないか確認したいところです。タイヤについても残溝や偏摩耗、製造年などを確認し、少しでも不安があればタイヤ専門店などでチェックしてもらうのがおすすめです。
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まとめ|ラクティスにトレジア純正アルミを流用するならナットとトルクに注意!
今回は、ラクティスの鉄チンホイールをスバル・トレジアの純正アルミホイールへ交換してみました。
トレジアはラクティスの兄弟車なので、今回使用した純正アルミホイールはラクティスの純正サイズと共通しており、実際に問題なく取り付けることができました。
鉄チンホイールから純正アルミへ交換するだけでも、足元の印象はかなり変わります。
同じサイズのホイールでも、デザインによって大きく見えるので、ラクティスが少しスタイリッシュになりました。
ただし、今回の作業で一番重要だったのは、見た目以上に「安全面」です。
特に注意したいのがホイールナット。
鉄チンホイールで使用していたテーパーナットを、そのまま純正アルミホイールへ使用できるとは限りません。
ホイールに適合したナットを選び、座面形状まで確認する必要があります。
そしてもう一つ重要なのが締め付けトルク。
今回のラクティスでは約103N・mが指定値です。
ホイール交換をDIYで行うなら、トルクレンチを使って指定されたトルクで締め付けることをおすすめします。
私は過去にサーキット走行でハブボルトを折り、ホイールが外れるという怖い経験をしました。
その経験からも、ホイールナットは「手の感覚で適当に締める」のではなく、きちんとトルク管理するようになりました。
車のDIYは、自分で作業する楽しさがあります。
でも、ホイールやブレーキなど安全に直結する部分については、少しでも不安があれば専門店にお願いすることも大切です。
ラクティスの足元を少しスタイリッシュにしたい方なら、適合するトレジア純正アルミホイールを探してみるのも面白いと思います。
純正流用なので車全体の雰囲気も崩しにくく、個人的にはかなりお気に入りのカスタムになりました。
これからもラクティスを大切に乗りながら、無理のない範囲で少しずつ楽しんでいきたいと思います。
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