今年も暑い夏がやってきますね。
車にも過酷な季節になってきます。
暑い夏にオーバーヒートトラブルなどなりかねない、車の水回り。
まずは車のエンジンを冷やすためについているラジエーター、そして中にはラジエーター液が入っていますが、ラクティスは16万Kmまたは7年でのラジエーター液の交換を推薦されていました。
今回は、愛車のラクティスは10万キロになりましのでいい区切りだと思いラジエーター液の交換を実施します。
それと、ラジエーターキャップも新品に交換していきます。
ラジエーター液の重要性
クーラントを交換しないと、サビが発生しラジエターから液漏れしエンジン不調や大きなトラブルが発生、高額な修理などの相当痛いダメージを車もお財布も受けるラジエータートラブル。
ラジエーター液は液漏れを起こし水が無くなると車へのダメージは致命的で、エンジンがオーバーヒートを起こしエンジンのトラブルを引き起こします。
ラジエーター液が入っていても、年数と走行距離、エンジンの使用頻度によりラジエーター液が劣化するので、ラジエーターの性能低下でオーバーヒートになる場合もあります。
なので、ラジエーター液の点検は非常に重要になります。
もし、運転中にラジエーター液が無くなりオーバーヒート状態になると、メーターの水温計が上がったり、メーター周りにいつもは点灯していないはずのチェックランプや警告灯が点灯するのでその場合は速やかに車を点検してもらいましょう。
ラジエター液を選ぶ
今回は、愛車のラクティスのラジエター液の交換をしていきます。
ラクティスも10万キロを超してきて色々お疲れ気味なのでメンテナンスは欠かさないようしトラブルがないように気を付けています。
ラクティスちゃんに乗りまだ一度も交換してないラジエター液。
さすがにそろそろ交換してあげないと!と思い本格的に暑くなる前に交換です。
と言う事で、まずはラジエーター液ですが、カー用品店やホームセンターなどでも色々な種類のラジエーター液が販売されていますが、今回はトヨタ純正のスーパーロングライフクーラント2Lを使用して交換します。
使用するラジエーター液
トヨタ純正スーパーロングライフクーラント2L缶(ピンク色)
当商品は新車購入時に充填されている純正品です。
トヨタ車に限らずご使用になれますが、一般のロングライフクーラントと交換するばあいは以前から使用しいてるクーラントは全て抜き取り全て当商品に入れ替えてください。
寒冷地では精製水で2倍程度に希釈して使用するのが理想です。
精製水が入手できない時は水道水で希釈してください。
井戸水や河川などの水は使用しないでください。エチレングリコール(87~90wt%)高濃度、高性能防錆剤
JIS規格 K2234・LLC 認定番号 371088★トヨタ・スーパーロングクーラントは、冷却液の凍結防止はもとより、サビ、腐食の発生を長期間防ぎ、オーバーヒート を抑制する長寿命タイプのエンジン冷却液です。
メーカーHPから引用
★希釈して、ご使用ください。希釈率は容器側面に記載。
★メンテナンス費用削減、交換回数減少による省資源、環境汚染低減効果もある高性能クーラントです。
ラジエーター液交換作業
では、ラジエーター液を交換していきます。まずは、車両のクーラントを抜きます。
車両はラクティスになります。
車をジャッキアップしてラジエター下部にあるドレンからクーラントを抜きます。
ラジエターの下部にこのような部分があります。
この部分のボルトを緩めるとクーラント液が抜けますので、バケツなどで受けて液を抜いていきます。
しっかりクーラント液が抜けるのを待ちましょう。
しっかりクーラント液が抜けると、ラジエター下部のボルトを締めて一旦水だけをラジエターに入れて満水にしてエンジンを始動して暖気します。
その後、もう一度水を抜きます。この作業を2.3回繰り返します。
これは、洗浄する意味もあるので数回私は繰り返します。
その後、新しいクーラント液を入れていきます。
ラジエーター液の希釈
120系ラクティスはラジエター容量が3.8リットルくらいなので、寒冷地ならこれに対してクーラント液は50%、それ以外は25%が目安です。
私の地域では寒冷地仕様ではないので使用量の水に対して25%くらいでいいですね。
120系ラクティスは3.8リットルなのでざっくり4リットルとして25%なのでラジエーター液は1リットルですね。
購入したTOYOTA(トヨタ)/スーパーロングライフクーラント 2L の約1リットルをラジエターに入れて後は水を補給します。
ラジエーター液が多い分には問題ないですが、原液だけを入れるのはやめておきましょう。
多くても、原液50%までで希釈します。
水だけだとラジエター本体や配管などが錆びるし寒い日には水が凍ります。
さらに、水だけなら他の部品(ウォーターポンプ、サーモスタット等)の部品の寿命を縮める可能性があるので、一般車には絶対にラジエーター液を指定の割合で入れる事を強くお勧めします。
今回は25%前後の割合でクーラント液を入れその後は水を補給して行きます。
ここから、エンジンを掛けアイドリング状態でエアー抜きを行います。
エアー抜きの際におすすが、エアコンはOFFでヒーターを高温設定にし風量は全開にします。
意外とヒーターコア周りへエアー、空気だまりができるのでヒーターを全開にして水をしっかり循環させエアー抜きを行います。
時期にもよりますが、5分から10分アイドリングをさせ、車内のヒーター(暖かい風)が出始める と水が循環してる事になるので大きなエアーだまりはなくなります。
30分ほどアイドリングをさせエアー抜きをするといいですよ。
後は、リザーバータンクにラジエーター液を補給し普通に車を運転してるとエアーは抜けますよ。
こんな感じで、ラクティスのクーラント交換を終了です。
ラジエターキャップ
ラクティスのラジエーター液の交換をししっかりエアー抜きをした後はラジエーターにキャップをして蓋をしますが、このキャップも今回は新品に交換しておきます。
キャップも同様に新車時から交換してないのでこの際交換ですね。
今回購入したラジエーターキャップはマツダ自動車が提供する国産車用の車検パーツ、DENSOといった純正部品を供給しているメーカーが生産して部品なので信頼あり純正社外品のこちらのラジエーターキャップにしました。
ラジエーターキャップの交換目安は5年毎、または10万キロで、古くなるとラジエーターキャップのトラブルで放っておくとオーバーヒート等、重大なトラブルに発展する可能性もあります。
ラジエーターキャップが破損すると、オーバーヒートが起きやすくなってしまい、冷却水の温度上昇や冷却水が減ることもあるので交換時期が来る前に点検しておきましょう。
別に壊れた訳ではないですが、今回はラジエーター周りのリフレッシュの為、ラジエターキャップの交換です。
水回りは、水漏れ起こすとオーバーヒート即アウト!!なんて事になりかねませんからね・・・
新品キャップと使用感たっぷりのキャップ。(下記写真右)
ラジエターキャプの役割
ラジエーターキャップを見てみると弁の様になっており、ゴムの部分が押し付けるようになっています。この押し付けるバネが弱ってきたりするとしっかり冷却装置の圧力を保つことが出来なくなり、冷却性能が低下してしまいます。
冷却水はこのキャップを使い圧力をかける事で冷却水が沸騰しづらくなり冷却効果を高める事ができ安定した冷却を行う事が出来ます。
もう一つの性能として冷却装置の圧力が高くなりすぎた場合には冷却水の一部をリザーブタンクに逃すことで過度な圧力を減圧し冷却装置の保護をする役割もあります。
意外と、ラジエターキャプって大きな役割をしてる部品なんですよ。
ラジエターキャプの圧力ですがラクティスの純正のラジエーターキャップは0.8kでしたので、今回も同じ0.8kと純正と同じ圧力のキャップにしました。
よく、キャップ交換時に1.3kとかのレーシング用を使う人がおられますが、あれはっきり言って街乗りでは必要ありませんし、必要以上にエンジンやエンジン回りの水の配管類への圧力が上がるので、水配管の継ぎ目などから水漏れを起こすこともあります。
純正品と同じ圧力のラジエターキャプを使う事をおススメします。
必ずではないですが、年数乗ってくると水回りも劣化してくるのにそこに圧力上げた水が流れると~って事ですよ。
気を利かせて圧力の高いラジエーターキャップに交換したら変な所から水漏れし始めた。。。。なんて人いましたからね。
これ、キャップの圧を0.8kから1.3kなどに上げた事が原因だったなんてこともありますのでお気を付けくださいね。
今回は純正と同じ0.8kにしました。
まとめ
走行距離、年数でラジエーター液やラジエーターキャップは劣化します。
10万キロ10年乗ってラジエーター液交換してないなら一度点検してみてはいかがですか?
今では、高性能なラジエーター液があるので一度交換すると安心して愛車に乗る事が出来ますよ。
今回私は自分で作業しましたが、今回のラジエーター液交換やキャップ交換などはカー用品店やカーディーラーでも見て頂けます。
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今回の部品と料金
・TOYOTA トヨタ 純正 スーパーロングライフクーラント 2L 1.730円
・ラジエーターキャップ トヨタ ラクティス NSP120 1.223円
いずれの部品もネットで購入し、工賃は今回は自分で作業したので0円です。
ラジエーター液の交換作業を調べてみました。
・ラジエーター液の交換作業で料金の目安が5000円前後くらいのようです。
(作業内容や液の量により料金変動アリ)
・ラジエーターキャップの交換作業の目安が1000円から2000円くらいのようです。